第36回 2009年秋の講演会 〜担当運営委員の声〜




10月7日

山中 恒(作家) 「戦時の児童文学」

 日の丸戦闘機の描かれた絵本を見せていただきながら、先生のお話にグイグイ引き込まれ、「二度と戦争はあってはならない」という強いメッセージが伝わりました。戦争が語り継がれることの大切さを改めて感じました。

 講演会当日は、雨で足元の悪い中、奥様と寄り添うように待ち合わせ場所にお見えになられたお二人の姿が微笑ましくて今も忘れられません。




10月16日

こやま 峰子(詩人・児童文学作家・エッセイスト)

「詩画集『地雷のあしあと』が出来るまで」

 いただく封書にはいつも可愛い大型シールがペタペタ!謙虚なお人柄の先生へは講演会当日、ファンの方からお花のアレンジメントが届きました。

 国内外を問わず、活動を続ける情熱家。講演後はキューバへ教育視察に飛び、2010年春には、「子どもの本委員会」を落合恵子・角野栄子・森絵都他の方々と立ち上げたそうです。ご活躍が楽しみです。



10月30日

内田 麟太郎(詩人または絵詞作家)

「気がつけば絵本」

 先生は腰痛をおしていらしてくださり、参加者を楽しませかつ、また深く考えさせても頂きました。紹介された、カレンダーの裏を利用して絵本の構成を練る方法は、だからこそ隅々まで楽しめる先生の絵本を物語っていました。

「かあさんのこころ」や「なきすぎてはいけない」は先生の暖かいご家庭の中から生まれた胸を熱くする絵本です。



11月11日

奥本 大三郎

(埼玉大学名誉教授・日本昆虫協会会長・日本アンリ・ファーブル協会理事長)

「ファーブル昆虫記と日本人の自然観」

 フランス美しい風景や昆虫の写真のスライドを見ながら、日本人のブランド好きの謎から現代の子どもの生活に大切なものまで、たくさんのお話をしてくださいました。

 先生のエッセイ本そのものの博識なお話の数々には、時間の過ぎるのも忘れてずっと聞いていたいと思うほどの楽しい講演でした。受講者からも続編を!の声がたくさん寄せられました。


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