第32回 2005年秋の講演会 〜担当運営委員の声〜



10月7日

和田 昭允(横浜こども科学館館長・理化学研究所特別顧問)

「宇宙って何?生物って何?」

 和田昭允先生の「允」の字は幕末の志士、木戸孝允の「允」と同じ字です。世界で最初にゲノムを解明した科学者、和田昭允先生は実は木戸孝允、桂小五郎の家系の方でした。

 ゲノム、難しい話かしらと心配でしたが、映像を用いて宇宙から話がスタート、横浜、子ども達、原子へとつながり、親しみやすく楽しいお話でした。



10月13日

柳田 邦男(ノンフィクション作家・評論家)

「今、大人こそ絵本を〜絵本がひらく豊かな日々」

 ご多忙の柳田さんに無理を言って朝早くからスライドをお持ちいただきました。ご自分で撮影されたお写真を慈しみながら丁寧にセットされて、こちらの不手際にも動じず的確に判断、指示を出してくださりご著書のままの人となりに尊敬の念を強くしました。「先生」と自然に呼んでいました。



10月25日

宮西 達也(絵本作家)

「ウルトラパパの絵本と子育て」

 先生ご自身の幼物語や4人のお子さんの子育てに関わられての体験談を伺い、宮西ワールドに引き込まれました。

 当日絵本を手に改札口で待つ私と目が合った途端、なぜか事務室の方へ・・・連日の講演会の旅でお疲れだったのでしょう、網棚にジャケットを置き忘れたとのこと、初めての担当で緊張していましたが、すっかり忘れて変にリラックスできたのを覚えています。



11月1日

杉山 亮(おもちゃ作家・児童文学作家)

「子どもとものがたりのいい関係」

 子どもは沢山の本を読んで、その中で名作選びの基準をつくっていく過程が大切とのお話に共感しました。

 さすが日本で初めての保父さん、子どもや子ども文化に対する熱い思いを感じるひとときでした。小淵沢のご自宅でのものがたりライブも楽しいですよ。



11月11日

川内 直美(横浜市港北図書館司書)

「本と出会うまで」

 「ご高名な他の講師の方々と並べて書かないで下さいな」と遠慮しておっしゃっていましたが、いざフタを開けると、わらべ歌遊び、読み聞かせ、ブックトーク等盛り沢山のお話がバランスよく時間配分されていて、実に堂々とした見事な講演会でした。

 「仕事の内容を教えてもらい関心が深まった。より図書館が身近に感じるようになった」との意見が多数寄せられ大好評でした。


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